1996年5月のある日、猟師である主人が
一匹のツキノワグマを仕留めました。
倒れた熊のもとに駆け寄ると、
その下に何やらもぞもぞと動くものが……
それは、小さな子熊でした。
主人は独りぼっちになった子熊を連れ帰り、
母親がわりに育てることにしました。
子熊は家族に懐き、元気に育っていきます。
しかし、いつまでも
ここで暮らすわけにはいきません。
ましてや人間に慣れてしまった子熊を
自然に帰すわけにはいきません。
家族は相談し、子熊を
施設に引き取ってもらうことにしました。
ここでは、私たち家族と子熊が過ごした
2ヶ月間のスナップ写真をご紹介いたします。